ラジオの製作その2
ラジオの製作その1で作成したラジオでとりあえず満足していましたが、使っていると不満も出てきました。まず、イヤホン。
イヤホンはセラミックイヤホンを使っているんですが、長時間、耳に入れておくには厳しいサイズと形状をしています。
写真は、100円均一ショップで購入したイヤホンとの比較ですが、大きさの違いがわかるかと思います。昔からのクリスタルイヤホンの形状をそのまま引き継いだセラミックイヤホンは、長時間利用には向いていないようです。(ラジオの音質的にはセラミックイヤホンが聞きやすくていいのですが・・)
あと、突然、音が聞こえなくなることがたまにあります。イヤホンを指で数回はじいて振動を与えると正常な状態に復帰するので、異常発振???などでセラミックの振動板が突然固着した状態になっているようです。この症状は、手持ちのセラミックイヤホン3個(メーカーも購入時期も同じ)とも同じなので、固体のばらつきではなく、こういうものだということでしょう。
じゃあ、イヤホンだけ取り替えればOKというわけにはいきません。セラミックイヤホンでは十分な音量で受信できていても、フツーのイヤホンに交換するとかなり音が小さくなります。
よって、フツーのイヤホンに対応したラジオを新たに製作しました。
フツーのイヤホンラジオ
今回も、単3乾電池1本にこだわります。ということでラジオ専用ICのミツミ LMF501Tを使用します。
回路は、LMF501Tのデータシートにあるサンプル回路とほぼ同じものです。LMF501Tの検波出力をトランジスタ2段で低周波増幅する構成としました。一箇所、音量調整のためのボリュウムを追加してあります。バーアンテナは通販でSL-55GTというのを購入しました。
ケースは秋月電子のポリカーボネートケース(100円)を使います。
100円均一ショップのイヤホンはもちろん、ちゃんとしたヘッドホンでも聞こえます。ただ、イヤホン出力に直流電流が流れる可能性があるので、高価なものは使わないようにしたほうがよいでしょう。
2件のピンバック
ラジオの製作その3 | henteko.org
短波ラジオの製作(LMF501T+2Tr) | henteko.org
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